人質時代の家康は、奔放で我儘だった?

 戦国時代に生まれた育っている家康(幼名・竹千代)は、今川義元の人質となって生活していた。
 この頃の人質といっても、別に屋敷牢に入れられていたわけではなく、比較的自由に生活できたのだ。

 そんな生活を送っていた竹千代なのだが、10歳頃の逸話があるという。
 それは、主君今川義元のところへ新年のあいさつに行っていた時のことだ。
 待機部屋には家臣や豪族などが次々と挨拶にやってくるのだが、部屋には火の気が全く無く、寒くて仕方がない。
 そうなると人間の生理現象が現れてくる。小便がしたくなるのだがいつ自分の順番が来るやもしれず、もぞもぞするだけで席を立って便所に行くわけにもいかない。

 竹千代もそうした一人だったのだが、神妙に控えていたところ、周りから「あの小せがれは誰だ」と言う声が聞こえてきた。
 竹千代は目立ちたかったのであろうが、縁側に出て小便をしだしたのだ。
 待機していた一同の者は驚きを隠せなかったという。

 もう一つの逸話は、駿府郊外にある「増善寺」に、お供を連れて参拝したときのことだ。
 その寺は多くの木々に囲まれ、野鳥もチュンチュン、チュチュと鳴いている静かな寺でもあった。
 境内に入った竹千代は、野鳥が余りにも多いのに感動したのだが、そこは武士の子である。
 「ここで鷹狩をしたい!準備をせよ!絶対にする!」と駄々をこね始めたのだ。

 寺と言うものは、元々殺生を禁止されている場所でもあるので、並みの者ならば気が咎めるのだが竹千代はそうではなかったという。
 共衆が幾度諭しても、あきらめる素振りも見せない。
 困りは果てた共衆が、どのようになだめようかと思案していたところ、同寺の等膳和尚が出てきて「黙らっしゃい!」と一喝したという。
 さすがの竹千代も怖かったのであろう、渋々と諦めたというのだ。

 人質とはいえ、自由気ままに生活し、いかに我儘だったを物語る竹千代の逸話話でした。
 
 

 
 

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