政治家には民を引きつける人徳ある人物を~中国古典から

 現在「三国志」の映画「レッドクリフパート2」が上映されている。
 私も前作に続き見せてもらったが、それなりに面白い映画ではあった。
 その中で出てくるのが「劉備」である。
 
 劉備は、呉と戦って大敗を喫し、丞相(じょうしょう)の諸葛孔明(しょかつこうめい)に後事を託して白帝城で死んだ。
 その時劉備は、我が子劉禅(りゅうぜん)にあてて一通の遺書をしたためている。
 その遺書が、政治家の「世襲問題」にも関係する内容ではと思うので紹介したい。
 (できれば政治家は後継者に教えて後、政界から身を引いてもらいたいものだ。)

 劉備は、「人生50まで生きれば短命だとはいえない。ましてわしは60余歳である。恨むこともないし、悔やむこともない。ただ一つ心にかかるのはお前たち兄弟のことだ」と語り次のように言っている。
 
 「小さな悪だからといって、決して行ってはならぬ。小さな善だからといって、決して怠ってはならぬ。賢と徳、この二字が人を動かすのである。そなたの父(劉備のこと)は徳に欠けていた。この父になってはならぬ」

 惟賢惟徳、能服於人~これ賢これ徳、よく人を服す

 劉備は、謙虚と信頼をもって部下に接した。
 言わば、他の誰よりも徳を身につけていた人物である。
 それなのに、「わしは徳に欠けていた」と反省しているのである。
    (参考~中国文学者 守屋 洋書より)

 政治家の先生方には、ここまで期待したいとは思わないが、せめて「国のため、国民のため」との考えだけは忘れないようにして貰いたい。
 そして、後継者(世襲議員)に後事を託す際、「徳」を見に付けるよう努力し、努々(ゆめゆめ)自分の生活優先(自己利益)の考えをもつ政治家にならないよう教えて引退してもらいたいのである。

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