江戸時代の参勤交代、大名行列がすれ違ったら?

 今回は戦国時代を離れて江戸時代のことを述べたい。
 現在、「超高速!参勤交代」という映画が公開されている。
 この映画は、宣伝文によると「優秀な映画向けの脚本に与えられる城戸賞に輝き、小説化されるやベストセラーとなった土橋章宏の同名作を映画化したコミカルな時代ドラマ。幕府から無理難題を押しつけられた小藩の藩主が藩と領民を守るため、知恵を絞って、逆境に立ち向かっていくさまが描かれる。藩主を佐々木蔵之介が務めるほか、個性派俳優が多数顔を揃えている。」と謳っている。

 内容は省略するが、小生が思ったのは、途中で大名同士の行列がすれ違う時は大変だナァとの思いだ。
 そして、当時の大名行列のすれ違いについて調べてみたので簡単に述べることにしたのだ。

 我々が知っている参勤交代は、江戸と国元を2年に一回行き来することで、石高によって大名行列の編成が替わり、経費も大変だったろうという感覚しかない。
 そして、これは大名達にとっては一大行事だから、大変な負担だったことも理解できる。
 しかし、今回はそこのところは省いて、大名行列が道ですれ違った時の事を述べたい。

 江戸時代、大名の数は約270家あったのだが、石高というものがあるわけだから数百人から数千人規模の大名達が江戸と国元を往来を行き来することになる。
 しかも、参勤交代の時期が4月から6月に集中するのだから、大きな街道は行列で大渋滞ということになる。
 当然何処かで擦れ違うこともあるわけで、その時の「しきたり(作法)」は?ということになる。
 
 その「しきたり」とは、まず格下の大名が自分たちの行列を止めて、格上の大名を通らせるのだ。
 そして殿様の籠同士が同位置に来た時、格上の行列も止まって籠を下すのだ。
 さらに籠の戸を開いて挨拶を交わすというわけだが、ここでも「しきたり」がある。
 その方法だが、格下の大名は片足だけ籠から出すのだが、格上の大名は籠の中から軽く会釈を返すだけなのだ。
 その後は何事もなかったかのように擦れ違うのである。
 
 ちなみに、籠から片足だけだすという挨拶の仕方は、平安時代、馬で擦れ違った者どうしが、片足の鐙(あぶみ)を外して礼を交わした習慣からきているという。
 でもネェ、実際に街道で擦れ違うということは大変な事だったので、宿場宿場で事前にお互いの出発時間等を調整して、なるべく街道では擦れ違う事のないように配慮していたらしい。
画像

                   「超高速!参勤交代」の宣伝写真から
 
 

 
 
 
 
 

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