戦国時代に書かれた「日本人論」

 天正時代(1573~1591)、厳密に云えば天正7年(1579)のことなのだが、アレッサンドロ・バリニャーニという宣教師が東インド巡察使として来日して布教活動を開始している。
 日本国内では、キリスト教の布教活動をして大きな足跡を残し、約2年後に日本を離れている。
 その彼なのだが、『日本布教長心得』を作って、宣教師はその地の習慣に順応しなければならないという信念を示している。
 つまり、日本人を理解するための努力を示していると云えるのだ。
 そして驚くのは、日本人に対する彼の洞察力の鋭さだとの評価なのだ。
 それによると

 〇 日本人の長所
  ・ 有能で優れた理解力を示す民であること
  ・ 粗暴者や無能者がいないこと
  ・ 全世界でも、最も面目や名誉を重んずる民であること
  ・ 忍耐強く、人間としてのあらゆる苦しみや不自由を耐え忍ぶ民であること
  ・ 慎み深く感情を表さない民であること
  ・ 全ての生活が清潔で調和がとれている民であること
 等々で現在云われている評価と殆ど変らないことだ。

 それでは日本人の短所についてはどのように見ているのだろうか?

 ○ 日本人の短所
  ・ 乱れた男女交際
  ・ 忠誠心の欠如
  ・ キリスト教の教えに背く考え方
  ・ 安易な殺人を犯す
  ・ 飲酒に耽ること
 等々で当時の社会情勢(各地で戦が起きている時代)を良く見ているということだ。

画像

                 アレッサンドロ・バリニャーニ像
  
   
 

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック