戦国時代の敵方死者の処理

 戦に死者はつきもので、敵も味方もかなりの死者が出るのは致し方ないことである。
 特に多くの死者が出たと言われる大坂夏の陣では、東軍が西軍の兵1万人の首をとったという。

 取った首は大体が「首実検」にされるのだが、全てがそうかと云えばそうでもない。
 行われなかった場合もあるのだ。

 ではその遺体はどう処理されるのか?
 勝敗が決すると、勝者は味方の死者を丁寧に埋葬したりするのだが、敵兵の死者はそのままにされることが多かったという。

 そうすると、近郷の民百姓がやってきて、死者の甲冑から衣類まで全て剥ぎ取り持って行ってしっまったという。
 つまり、素っ裸で放置されるので、次にやってくるのはカラスや動物たちということになる。
 結局は綺麗に処理してくれるという結果だ。
 人間にとってはやりきれない光景だろうが、これも自然の循環ということか・・・。

 マア、そうは云ってもお互い血の通った人間同志である。
 日本には古来から葬るという習慣があったわけで(日本での死体処理は、放るという習慣があり、ほうむる〔葬る]は放るが語源だといわれている)、その方法は川に流したり(つまり水葬)、沼に沈めたり、死体をゴザに巻いたり、裸にして山や野原に放り出したりしていたともいう。
 大きな穴を掘って、そこに捨てていたともいわれているのだが、どうするかは指揮官の判断ということか・・・・。

 〜江戸時代、死者の多数は野山に捨てられたというが、ありがたい?ことに日本の土壌は酸性度が強く、死体の分解は早かったともいう。そして地盤沈下の激しいところでは、次々と死体を積み上げて埋葬していたともいわれている〜

ということで、話は戻るが、記録に残っている中で、徳川家康は死者の扱いは丁寧だっという。
 家康は、敵味方の区別なく手厚く葬っている。
 特に関ヶ原の戦いでは、その日の内に戦場を掃除させたという。

 

 
 

 

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