豊臣秀吉の「城攻め」“干殺し戦法”

 城攻めは困難を要すると言われているのだが、秀吉は自軍の損害も大きい城攻めは慎重に取り組んでいる。
 特に秀吉は、血の流れる戦・・・つまり流血戦は望んでいなかったと伝わる。

 秀吉の城攻めで有名なのが三木城と鳥取城を攻めた戦“兵糧攻め”と、備中高松城の”水責め”である。
 特に鳥取城の場合“干殺し戦法”と呼ばれ悲惨なものだったと伝わる。

 今回は、この「干殺し戦法」についてUPしたいと思う。
 敵が立て籠もる城を完全包囲して、飲料水や食べ物の補給経路を絶ってしまう戦法で、城中にいる者にとっては、水や補給が手に入らないとなればこれほど辛いことはない。

 その間持久戦になるので体力の消耗もあるだろうし、第一に気力が失われることは、籠城者には決定的なダメージであろう。
 そうなると降伏をしなければならなくなるのは必然である。
 武力を使わないことは、味方の兵の損傷は殆どないメリットがあるのだが、どうしても長期戦になるのは否めない。

 秀吉の鳥取城攻めは天正9年(1581)のことだが、前年に一度攻め降伏させている。
 途中色々あったのだが、ご存じだと思うので省略させていただく・・・・。

 秀吉は、二度目の鳥取城を攻める前に、城周辺地域のコメを高値で買い占めている。
 一説によると、鳥取城内の米までも買い占めたというから相当の財力があったのだろう。
 このため、城将吉川経家が入城し籠城を決意したときには、食糧が殆ど底をついていたという。

 毛利方は船で兵糧の補給を図ったものの、そこに秀吉が抜かることはなく、完全に遮断されてしまったのだ。
 
 吉川経家は兵の飢餓振りを目の当たりにして降伏するのだが、後に「干殺し戦法」として、世に、効果の有り様を見せつけることになるのだ。 

 
 
 

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