義経の「八艘跳び」は真実か?

 現在まで語り継がれている源義経の「八艘跳び」は真実だろうか?:
 結論から言えば創作だということになる。
 壇ノ浦の戦いで、平家の敗北を悟った平教経(のりつね)は、冥途の道連れにしようと、義経を目指して一人船を漕ぎ出していく。
 教経は、義経に「イザ勝負せよ」と呼びかけるものの、義経はこの闘いを避けるため、重たい鎧を着たままヒラリと宙を飛んで傍らを通りかかった味方の船に乗り移ったというのだ。
 『平家物語』に登場するこの逸話は、其の後に誇張されて、義経が船から船に乗り移り、逃げて行ったとなる。

 さらにこの場面は、絵に描かれるなどされ、義経の凄さを引き立たせるための有名な場面となっていく。

 勿論、傍を通りかかった味方の船に乗り移ることは、敏捷な者であれば可能であったろうことは推測できる。
 しかし、隣の船に乗り移ったという場面自体が創作だと云われているのだ。
 
 というのは、義経に勝負を迫った教経が、壇ノ浦の合戦には参戦していなかったのだ。
 『平家物語』よりも史料性の高い鎌倉幕府の正史『吾妻鏡』に、教経は一の谷で安田義定によって討たれ、その首が京の五条河原にさらされたことになっているからだ。
  
 また、九条兼実(かねざね)という貴族の『玉葉(ぎょくよう)』という日記にも、教経は一の谷で戦死したと記されているという。
 そのため、教経と義経の八艘跳びの逸話は、平家軍も最後まで戦ったものの、もはや源氏の相手ではなかったことを示す話として創作されたものだというのだ。
 (参考~歴史の謎研究会書他)
 
 

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