山陽古道の歴史探訪(足利義昭を祀る神社)

<足利義昭を祀る惣堂神社
所在地~福山市津之郷町本谷
 津之郷の道標を後にし、西に向うとすぐ小さな橋があり、これを右折し津之郷小学校を右に見て、脇道を北に上がると、こんもりととした社叢が見える、此れが惣堂神社である。
 悲運の将軍足利義昭を祀った惣堂神社である。
 足利15代将軍義昭は、天正4年(1576)2月に紀州由良から備後鞆ノ津へやって来て、小松寺や公所谷に滞在したあと、山田一乗山城(現、福山市熊野町)で渡辺氏に保護され、さらにこの津之郷にやって来て御殿山に居住した。御殿山の跡は御殿畑と称し、惣堂神社の東側の丘がそうである。
 
現在福山市の無形文化財に指定されている「津之郷惣堂ひんよう踊りは、毎年の秋祭りにこの惣堂神社境内で行われる。旧暦の8月14日と15日の宵に豊作を祈願して旧沼隈郡内の各神社で踊られてきたひんよう踊りは、本来は悲運の公方足利義昭の怨霊を慰めるものであったようである。
 現在の祭神は、猿田彦命とのことであるが『備陽六郡志』には、「将軍義昭を祀れり。ご神体は黒装束・烏帽子の義昭並に御台所の像あり」と記されている。(参考~森本繁著“備後の歴史散歩”より)


                        惣堂神社
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                      惣堂神社の前景
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                      惣堂神社鳥居
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                        拝 殿
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                        本 殿
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                        狛 犬
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                          御殿畑
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